去年花を咲かせたアルブカコンコルディアナですが、去年と今年で休眠明けのタイミングに大きく差がありました。一般的には9月に休眠明けということになっていますが、去年の休眠明けが8月18日、ことにの休眠明けが9月20日でした。実に1ヶ月以上も差があります。この差は一体なんなのでしょう。
要因の考察
去年の夏は異常に暑く、部屋の中もゆうに35度を超えるような状態でした。(2階なので、余計暑いです)そんな中8月に発芽した去年に対して、今年はそこまで暑かったわけでもなく、COVID19(新型コロナ)の大流行による在宅日数が多かったためクーラーの稼働率も去年に比べて格段に上がりました。そのため去年よりも室内の平均気温が低かったのは明らかです。おそらく27〜30度の間をキープしていたのでは無いかと。

そして、もう一つ去年と今年で違ったこと、それは前年の開花の有無。一昨年は開花せず、そして去年は開花しました。
休眠時の置き場所は毎年室内の直射日光の当たらない窓際で、同じ場所にしているので、違いはほとんど無いと思います。水も休眠中は一切やっていませんこれも共通。
ということは、要因としては気温か前年の開花意外に思いつきません。しかし、毎年開花している方の話を聞いてみてもおおよそ9月に休眠明けしているようなので、開花したから休眠明けが遅くなるということは無いでしょう。

そこでもう一つの有力な要因、気温に関して考えられることとしては、夏と秋の寒暖差が休眠明けに影響するということ。単純に何度になったら休眠明けするというわけではなく、単純に寒暖差が必要ということ。温度をきっかけにしているのは間違い無いと思うので、要因としては非常に有力だと思います。つまり、今年の夏はクーラーをほぼかけっぱなしだったがために気温の差が少なくなり、ぐっと気温が下がるまで発芽スイッチが入らなかったのでは無いでしょうか。芽が顔を出した21日の気温は最高27度最低19度。数字的には決して寒いというわけでは無いですが、体感的には、「あ、寒くなったな」と感じる気温でした。
去年の8月は非常に暑かったのですが、もしかしたら休眠明けしたタイミングで一瞬気温が下がったのかもしれませんし、暑すぎた夏のせいで、寒暖差が大きくなった可能性もあります。その後も暑さは続いたのですが、発芽後は問題なく成長していたので、一度目覚めてしまえばそこまで気温にシビアでは無いようです。
結論は出ないけどまとめ。
もう何年か育ててみないとわからないですが、休眠明けの前後1ヶ月くらいの気温をモニタリングしてみると何かわかるかもしれないなと思いました。株数が増えてくればいろいろ実験できるんですが、まだ1株だけなので、もう少し先になりそう。
また新しいデータが取れたらご報告します。
では。