2020年春に取れたアルブカ・コンコルディアナ(Albuca Concordiana)の種を蒔きました。種蒔き史上稀に見る長期戦の末発芽したので、その様子をまとめます。
去年だか、一昨年だかに買ってきたアルブカ・コンコルディアナ。 くるくるの葉っぱが愛おしい、ケープバルブの代表選手。(ケープというのは、南アフリカの地名。バルブは球根の意味です。)冬に成長、夏に休眠する球根植物です。くるくるの葉っぱが可愛く[…]
アルブカ・コンコルディアナの種まき
種をまく。
冷蔵庫の野菜室で保存していた種です。見た目によらず柔らかい種。柔らかいというか、ふわふわ。つまんだら簡単に潰れてしまいそうです。

熱湯で消毒したプラスチックケースに濡らしたティッシュを敷いてその上に種を蒔きます。いろいろ情報を探ってみると、どうやら好光性らしいので、遮光はしません。

上からもう一度霧吹きをして、蓋を閉じます。
まさかの5ヶ月後に発芽。
正直、蒔いたことを忘れかけていました。種を蒔いた記憶はあるけど、そのあとどうしたかなと。一ヶ月ぐらいは毎朝発芽しないなぁと思いながら眺めていたんですが、その後それすらしなくなり、部屋の片隅に追いやられていいたプラケースの中で、いつの間にか発芽していました。
なんなんだこいつ。
薄暗いところにあったので、ちょっと徒長してるかな。光の方に向かって倒れてます。
正直、何が引き金になっているのか一切分かりません。秋に発芽するものだとばかり思っていましたが、実際に芽が出たのは1月下旬。暖房が効いているからでしょうか。
まぁ、何はともあれ発芽しましたので、成功といえば成功です。しかも発芽率100%
植え替える。
発芽後にティッシュの上で放置していると何かと問題があるので、土に植え替えてしまいましょう。↓の写真のように、すでに根がティッシュに食い込み始めています。
これ、けっっっこう剥がすの大変で、無理にティッシュを取り除こうとすると、根っこがすぐにプチンとちぎれてしまいます。この時期の植物の根を傷つけるというのは、致命傷に近いものがあるので、もし全部取り除くのが難しそうだったら、取れるところまでとって、ひとまずティッシュごと植え付けちゃっていいと思います。そのうち分解されるでしょうし、生育上付いていても弊害のあるようなものでは無いので。

…写真撮ってから気づきましたが、1本先っぽへし折っちゃったみたいです。まぁ…大丈夫。でしょう。
まとめ。
正直、今回はなんでうまくいったのか、どういう条件で発芽したのか全く分かりませんが、一つ言えることは、実生は失敗に思えても諦めなければ可能性は0では無い。ということです。カビが生えたりとか、腐ったりとか、そういうことが無い限り、忘れかけるくらいの長期戦の末発芽するということはままあるようです。特に、どういう条件で発芽するのか判然としない類のものは、1ヶ月程度で諦めるのはもったい無いですね。発芽しなくても最低半年、できれば1年、乾かさずに様子を見ると、もしかして、ひょっとすると、発芽したり、、、するかもしれません。