去年だか、一昨年だかに買ってきたアルブカ・コンコルディアナ。
くるくるの葉っぱが愛おしい、ケープバルブの代表選手。(ケープというのは、南アフリカの地名。バルブは球根の意味です。)冬に成長、夏に休眠する球根植物です。くるくるの葉っぱが可愛くて、つい連れて帰ってしまったのだけど、まだきれいなくるくる葉っぱにできたことがありません。お日様が十分に当たらないとくるくるしないんだそうで、窓辺ではなかなか難しそうです。
基本情報
和名: アルブカ・コンコルディアナ
学名: Albuca concordiana
原産地: アフリカ
交配: 原種
成長期: 秋~春
休眠期: 夏
花期:春
耐寒性:寒いのは平気です
耐暑性: 夏は休眠期。地上部がなくなったら断水です
日照: 成長期はたくさん当てましょう。休眠期は日陰で大丈夫
結実性: あり。自家結実はしないようです
栽培記録
【2019.08.18】休眠明け
地上部のない休眠期間が長すぎて、いつも忘れてほったらかしになって、気がついたら芽がでてて慌てる。毎年そんな感じ。一般的には9月頃に芽が動き始めるようなのですが、うちのはこのくそ暑い中芽を出してしまいました。大丈夫か。
休眠中は、本当にほったらかしです。一切水もやりませんでした。結構そんな感じで大丈夫みたい。こんな感じで頭を出したら水やりスタート。それより前に水やると九問が腐ったりするので気をつけて。水やりと同時に日当たりのいい屋外での管理に切り替えます。
【2019.09.25】
今年はいい感じにくるんくるんしました。やっぱり陽に当てるといい感じに育ちます。いやぁ〜、かわいいですね。かわいいです。
まだ株が若いので、葉っぱの量も少なめ。
【2019.11.18】
11月に入り、すっかり秋です。
冬型なので、気温が下がるにつれて元気になっていきます。クルンクルンはしたものの、イメージよりちょっと葉っぱ少ない気がする。なんか広がってるし。気のせいかな。
【2020.03.20】花芽
年を越して3月です。冬の間もずっと屋外管理でしたが、特に調子を崩すでもなく、またかといってものすごく成長するわけでもなく、「今年はこんなもんでいいですか。」という感じ。向上心低めだな。
と、
思っていたら。
よく見たら劇的な変化がありました。
花芽が上がってきてるじゃないですか。
真ん中の麦の先っぽみたいなやつ。見えますか?
花が咲くってことは種ができるってことでしょうか。楽しみです。
【2020.04.13】つぼみ
花芽ずいぶん伸びました。蕾も膨らんでますね。
【2020.04.14】開花!
咲きました!初めての開花。かわいいですね~おしゃれです。
種欲しいので、念のため筆でこちょこちょしておきました。ちょこちょしたのが朝10時ごろ。そのあと14時ごろみたら、花が閉じていた。
受粉できたっていうことなのかなとおもったら、次の日にはまたひらいていたので、単純に昼間開いて夜閉じる睡眠運動をしているようです。
↑これは翌日の朝です。
葉っぱはだんだん枯れてきました。
【2020.04.21】
最初に咲いた花が完全に閉じました。受粉してるかな。
【2020.04.30】種が膨らんできた
種膨らんできました!いい予感。まだ緑色だから、もうすこし我慢ですね。
花は全て終わって、最終的に受粉できたのは2つのようです。この感じだと、人工受粉はした方が良さそうですね。
【2020.05.15】採種!
種が割れました!
収穫して、秋まで冷蔵庫保管します。こぼれないようにふくらみ始めたら袋とかかかぶせといた方がいいですね。
1房から12粒くらい取れました。
この後葉っぱも全て枯れて休眠に入ったので、次の秋まで水を切って休眠させます。種まき成功したら、実生についてもまとめたいと思いますので、お待ちくださいませ。
では。