タカギ×ハイポネックス:かんたん液肥希釈キットが超便利!

液肥の希釈って、面倒ですよね。窓際で2〜3個の植木鉢を慎ましく愛でていたあの頃が懐かしい。今や庭中植物だらけじゃないですか。この膨大な植物たちに、いちいち1000倍とか2000倍とか計ってジョーロで何往復もするって、正直しんどい。しんどいし無駄な作業だと思うんです。そんなことしてる暇があったら植え替えしたいし種まきたいし。

誰か計って希釈して〜!

と、叫びたくなるのは、きっと私だけじゃないはず。

そんな植物好きさんの液肥やりに救世主が現れました!(前からある商品ですが。)

それがこちら!


タカギ×ハイポネックス 夢のコラボレーション
かんたん液肥希釈キット!

実際に使ってみて、非常に快適で毎日の水やりが楽しくてしょうがなくなったので、ご紹介します。楽だからって、くれぐれも、肥料のやりすぎにはご注意を。

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セット内容

まずは実物のご紹介。かなり使い込んでるので、ちょっと汚くてすみません。

・本体

この写真は希釈用のボトルが装着してある状態です。

 

ノズルはまっすぐの変わった形をしています。

灰色の方が押し込まれていると出る、出っ張っていると止まる。ここは慣れるまでちょっとわかりにくいかも。止まってると思って蛇口をひねった瞬間水が飛び散って慌てふためいたことが2度ほどありますが、慣れれば大丈夫。まぁ、私のようなうっかりさんは稀でしょう。

・希釈用ボトル

希釈率を変えたい場合のために、希釈率変更用のボトルもついています。可愛いデザインですね。メルヘンです。
この使い方も後で書きますね。

・ハイポネックス原液160ml
その他、おまけ程度に160mlのボトルがついていますが、多分あっという間に使い切ってしまうので、800mlのボトルも一緒に購入しておくことをお勧めします。
ちなみにこの「かんたん液肥希釈キット」は、付属のストレーナーを取り付けることで、160〜800mlのどのボトルも装着できるようになっています。

 

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使い方

こちら本体のベース部分です。

ここに、蓋を開けたハイポネックス原液をセット。

※今回は800mlのボトルを使っていますが、どのサイズでもセットできるように、スペーサーのようなものが付属しているので、小さいボトルでも使えます↓

ボトルをセットしたら、上部のパーツをかぶせます。

両脇の爪をパチンと下ろしたらセット完了。

上部についているつまみを「液肥」の方に倒すと、希釈された液肥が出てきます。反対の「水」の方にしておくと水しか出ない、普通のホースとしても使うことができます。水だけやりたいときもいちいち付け替えなくていいので、結構便利ですよ。

 

ちなみに、原液のボトルをそのままセットした状態では希釈率は250倍。
希釈率はダイヤルで調整するとかっていう仕組みではなく、構造的に250倍で固定されているようです。どんな液体でも250倍に希釈された状態で出てくるということですね。

なので、それを逆手にとってというか、250倍に希釈された状態を逆算して、ボトルの中の原液をあらかじめ希釈しておくと、500倍、1000倍などの希釈率にすることができます。

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希釈率を変える

しかし、希釈する手間を省くための道具なのに、結局自分で計算して希釈しなきゃいけないんじゃ面倒じゃないか!と、思います。でも大丈夫。そういうときのためにタカギさんはしっかり準備をしてくれています。最初にちらっと登場した希釈用ボトル。これを使います。

 

最初の付属品紹介でもちらっと出しましたが、こんなボトルが付属しています。可愛い模様付き。

メモリがついていて、500倍にしたかったら「500倍」の目盛りまで原液を入れて、

500〜2000倍まで三段階のメモリがあるので、植物に合わせて自由に変えられます。

そこに更に、一番上の「このラインまで水を入れる」の目盛りまで水を注ぎます。後は同じように本体にセットして散布するだけ。これで500倍に希釈した液体が出てきます。

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途中で希釈率を変えたいときは

野菜と観葉植物やバラなどを同時に育てている方も多いかと思います。そんな場合は植物によって正しい希釈率が変わりますよね。すでにお話しした通り、この製品には本体に希釈率を帰る機能がありません。しかも付属の希釈用ボトルは一つだけ。

しかし、

このボトル、実はペットボトルと同じサイズなんです!なので空のペットボトルがあればいくらでも希釈用ボトルを作ることができます。

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希釈用ボトルを自分で作る

用意するもの

・ペットボトル
・油性マジック


作り方

付属のボトルで500倍のところまで計った水をペットボトルに入れて、その水をペットボトルに移し替えます。
ペットボトルに、水の高さで線を引き、500倍と書いておきます。
次に、ペットボトルの中の水を一度捨てて、付属ボトルの水を入れるラインまで水を入れ、同じようにペットボトルに移して線を引きます。ここには「水」と書いておきましょう。

以上です!作るというほどのことはありません。水入れて線引く、終わり!簡単です。
これを必要な分作って希釈しておけば、後はボトルを差し替えるだけで希釈率を変えられます。いちいち計り直すより、断然楽。

メリットとデメリット

メリット

水の出方が超ジェントル。
このノズル、一般的なトリガータイプではなくてまっすぐの不思議な形をしています。初めて見たときは「使いにうそうなのずるだなぁ」と思いましたが、実際に使ってみると、使いやすいのなんの。狙ったところにしゃわわ〜っと気持ちよく飛んでいきます。蛇口を全開にしても、勢いよく出すぎることはなくて、とても植物に優しい感じの水の出方をします。

 

とにかく液肥をやるのが楽!
なんてったって楽です。これに尽きる。しかも電源不要なので電池が切れたとかっていうストレスもありません。一回使ったら手放せない。私はバラは育てていませんが、バラの愛好家さんには特に評判がいいようですよ。

 

リキダスも使える
同じハイポネックスから出ている「リキダス」という活力剤がありますが、これはハイポネックス原液と同じボトルサイズなので使用することができます。
また、付属の希釈用ボトルの他にペットボトルでも代用できるみたいなので、例えば木酢液とか、他社製の液肥なんかも理論上は使えるはずです。ただ、成分によっては目詰まりなどのりすくはあるかもしれませんので、他社製品を使用する場合は自己責任でお願いします。

デメリット

液が最後まで使い切れない。
私が思いつく唯一のデメリットは、ボトル内の原液が最後まで使い切れないこと。まぁ、仕方ないんですけどね。

このくらい残り少なくなってくると、「ずずずっ…ずずっ…」っという、吸えてない感満載の音が聞こえるようになってきます。吸えてなくても水は出るんですが、多分薄い液体が出ているんだろうなぁと思うので、この音が聞こえるようになったら液体を継ぎ足すようにしています。

まとめ

色々長々と書きましたが、総じて非常に優秀な製品です。肥料をやるときの希釈や往復といった手間とストレスがなくなるというのは、こんなにも素晴らしいことなのかと。
植物にも栽培者にも優しい、素敵な商品です。ちょっと高価ではありますが、それ相応の価値はあると思います。

では!

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\ 園芸用品も、大体そろうよ /

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