コノフィツム・ブルゲリ(Conophytum burgeri )とシゾバシス・イントリカータ(Schizobasis intricata)の実生に挑戦。
同時にスタートなのでまとめて記事にしますが、うまく成長したら別々にまとめるかもしれません。うまくいったらね。
種まき
【2020.03.14】
こちら、ブルゲリの種↓
と、シゾバシスの種↓
ちいさいですね~。小さいです。小さいなんてもんじゃありません。極小です。シゾバシスはまだいいですよ。ブルゲリなんて、ゴマの3分の1くらいですからね。
なので、土もどうしようか考えた結果、赤玉土小粒を、目の細かいふるいにかけて落ちてきた方の、さらに細かい赤玉土を使ってます。発芽した直後だって極小なわけですし、発芽してすぐに植え替えるのもちょっとやだし。発芽まで腰水にするくらい水分が必要みたいなので、ピートモスも考えたのですが、発芽後のことまで考えると、しばらく植え替えなくてもいい土がいいのかなと思いました。
種まきの時は、いつも熱湯をかけて消毒してます。もちろん、種まく前にですよ。蒔いてから熱湯かけたら死んじゃいますから。そのまま自然に冷まして、しっかり中まで冷えたのを確認してから、種を置いていきます。
今回は種が細かすぎたので、穴を開けて種を入れる、というよりも、ピンセットで土の上に置いて、その上からもう一層うすーく土をかけて、霧吹きで柔らかく水をかけます。じょうろとか水さしでは、種流れちゃいそうですね。
蒔き終わりました。・・・なんの参考にもならない写真。ちゃんと種、埋まってますからね。
しばらく水槽温室で腰水、25度前後をキープで様子みます。光はビオルックス4本で1日12時間。腰水です。発芽までどのくらいかかるんでしょう。
・・・発芽するのかな。
播種後の経過観察
【2020.04.01】
…変化なし。一切変化なし。本当に発芽するんだろうか。


覆土が厚すぎたんじゃないかと思ったり。薄めにかけたつもりなんですけど、かけなくてもよかったくらいかな。ま、もうどこに種があるのかもわからないんでね。このまましばらく様子見ますけどね。
【2020.04.05】変化なし。
20日経過しましたが、変化ないですね~
半年とか1年後に発芽したなんていう話も聞くので(ほんとか?)、とりあえずこれはこのまま、カビでどうにもならなくなるまでは管理続けようと思います。
忘れた頃にひょっこり出てきてくれればいいけど。もしかしたら気温に問題があるのかもしれないと思い、今までの目標25度設定で最低約21度、最高約26度から、播種適期9月の最高気温27度に合わせて、設定を26.5度に変更しました。これで、最低24度、最高27度くらいを維持できるのではないかと考えています。
もう一つの可能性としては、種が新しすぎる、ということでしょうか。ブルゲリに関しては昨年秋採取のもののようなので、「メセンの種子は古い方が発芽率が高い」ということを考えるとこの可能性は高いのかな。(にしても一つも出ないってなんなんだ!)
シゾバシスにも、これは当てはまるのでしょうか…?まぁ、ここで見切りをつける理由はないので、気長に様子みましょう。
まだ種あるので、ダメだったら再挑戦。
【2020.04.29】変化なし!
シゾバシスの種について、水に浸しておくとすぐに発芽するよという情報があったので残りの種のうち6粒を水に放り込んでみたところ、なんと沈まないじゃないですか。
原因はこれだったんじゃないでしょうか。種が乾いている&水を吸えていないということですよね。
一晩待って沈まなかったので、指でつまむようにして無理やり吸わせてみたら沈みましたので、これはこれで様子みてみます。
ブルゲリは、浸しようがないので、仕方ないですね。
【2020.05.14】まだまだ変化なし。
水に浸しておいたシゾバシスの種ですが、指でムニムニして沈ませた次の日にみたらまた浮き上がっていて、その日の晩みたらまた沈んでいました。
浮き沈みの激しいタイプ(?)なのかどうか知らないですが、水はしっかり吸ったようなので、土の上に蒔きなおしました。長時間水に沈めたままだと種が窒息する可能性もあるとか。多分どちらでも大丈夫なんだと思います。
種の数に余裕があればいろいろ試してみたいんですが、残りのストックが後6粒なもので。
ブルゲリに関しては、やっぱり9月まで待てない!ということで、もうひと鉢蒔いちゃいました。今度は土の表面に乗せるだけ。他は最初にやったのと同じ方法ですが、置き場所を水槽温室ではなく室内常温で、窓から少し離れた明るめの場所(直射日光は当たりません)にしてみました。プラケース蓋付き無加温。水に浸してから土に蒔いたシゾバシスも同じところに入れてます。
最近写真がなくてすみません。あまりに変化がなさすぎて、モチベーションが保てなくなってきました。いっそカビでも生えてくれれば諦めもつくんですが、それすらなく。ただ湿った赤玉土が入ったポットを眺める毎日。あぁミゼラブル。
【2020.09.03】なーつがすーぎーかぜあざみー(変化なし。)
夏が過ぎて秋の足音が近づいて参りました。普通だったら諦めて廃棄しているでしょうが、私は諦めが悪いんです。気温が上がってきた7月ごろからは、夏の間の発芽はありえないだろうと思い、ほぼ、ほったらかしです。
いまだに変化はありませんがカビも生えません。なんなんだこいつら。
そろそろ播種適期が近づいてきましたので、この秋で発芽しなければ、今回は失敗ということで諦めようかと思います。
失敗の考察:2020.09.07
諦めたわけじゃないんです。諦めたわけじゃないんですけど、このまま黙って見守っていると心が張り裂けそうになるので、一旦締めます。
失敗の原因としては、一にも二にもリサーチ不足ですかね。あとは、種の鮮度とかは、調べ用がないもので。
さて、変化のない鉢を眺めている間に調べたことをまとめると、
・覆土はしない。
・夏は休眠するが、発芽には比較的高温が必要。
・秋の初めに蒔いて、翌年夏までに成長させる。
・冬型のため、春に蒔くと発芽しても夏を越せない可能性が高い。
とはいえ、発芽しなければ始まらない。今回そもそも、一切種が動きを見せなかったのは、環境のせいなのか、種に発芽能力が残っていなかったのか。その辺りも探りながらそのうちリベンジしようと思います。そのうち。
(その後、結局抜き苗を買ってしまいましたとさ。)
買っちゃった。ブルゲリの抜き苗って大丈夫なの? 憧れのブルゲリ、ついに買ってしまいました。実は何度か実生に挑戦していたのですが、種が悪いのか私が悪いのか、全く一つも発芽しなかったもので、これはブルゲリとは縁がないということなのかもしれない[…]
おわり。