ビカクシダ・ネザーランドの苔玉を解体、板付けする。

私が初めて手にしたビカクシダは、おそらく多くの方がそうであるようにネザーランドでありました。ほんとにね、強靭なんですよね。枯らす方が難しいと思うので、ぜひ初めてでお試し栽培がしてみたいという方はネザーランドから始めると色々試せていいと思う。安いし、育つとなかなかかっこよくなるんですよこれが。

で、ですね。私が始めてネザーランドを手にしたというのがかれこれもう5年以上前でして、それはまぁ色々とわからないことだらけだったので見様見真似で適当な仕立てをしたわけですよ。とりあえずその頃おしゃれな感じでよく見かけた苔玉というのにしてやろうと思いましてね、これでもかと水苔を使いまくってなんとかまあるくしたんですが、苔が多すぎて全く子株とか出てこないんですよね。元気だからいいんですけど。

というわけで、この辺りでガッツリとテコ入れしようじゃないかと思い、板付に変更することにしました。

 

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苔玉ネザーランドの解体と板付け。

 

まず、購入当初と現在の様子を比べてみましょう。

 

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ネザーランドの過去と現在。

 

↓ 入手当初。この頃は6畳のアパートで暮らしておりました。この後さらに株分けしたりとか、色々してますが。

 

↓現在。育成環境も進歩してLEDなんて使っちゃったりして。

 

そんなわけで立派にビカクシダらしい形になりました。

ですが、おそらく仕立て方が雑すぎたのでしょう、このサイズになっても子株を出さないということは、おそらく根がうまく伸びていないのだろうと思います。水苔が多すぎるのか、硬すぎるのか、もしくは別の理由があるのか。

何はともあれ解体してみないとわからないです。

 

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解体

 

というわけで。ざっくり行きます。一気に行きます。

 

 

最初はハサミでやっていたんですが、思いのほかガッチガチに固まっていたので、諦めて途中からノコギリで行きました。覚えのない針金とか5年以上前のミシン糸とか、出るは出るは。歴史を感じるものがたくさん出てきました。化石とか出てくるんじゃないかと思うくらい。もう地層ですね。

 

結構ガッツリ球を真っ二つにするくらい削いだのですが、それでも少し多いかなと思うくらいだったので、だいぶ水苔使ったんでしょうね。案の定、株のサイズに対して根っこはあまり張ってないみたい。。。

 

 

真ん中の黒いところは、最初プラ鉢に植わっていた時の土が残っている状態ですね。ま、これだけばっさりカットしたので、ちょっとは危機感感じて根っこ出してくれることを期待します。

あ、ちなみにこういう時の古いテグスとか針金とかは、無理に取り除かなくていいですよ。気になる分と、株を傷付けずに引っ張って抜ける分くらい取り除いてあげれば十分です。

 

と、そんなわけで。

 

こんな感じに仕上がりました。また様子見ながらちょっとずつ形整えていこうと思います。

….毎度毎度すみません作業しながら写真撮るのどうも苦手でして。なるべく薄くつけるように頑張ったのですが、やっぱり限界があり、だいぶどっしり目の付け方になってしまいました。株自体は元気なので、根っこをいっぱい出しててくれるといいのですが。

 

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まとめ

ネザーランドって、どうしても入門用っていうイメージが強くって、お店でも小さい株がポットや苔玉で売っていたりすることが多いので、なかなか成熟した株を見る機会が少ないですよね〜。せっかくなのでこの株は、一生連れ添うつもりで超大株になるまで育て上げたいと思います。今回はそのための一歩ということで。

またご報告できるように精進いたします。

 

では。

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