今年は無肥料でゴーヤを育ててみようと思います。
いろいろあって実家の庭を耕したので、せっかくの更地だしと肥料と農薬を極力使わないで野菜を作ってみようではないかということで、夏の家庭菜園と言ったらゴーヤでしょという安直な発想から、無肥料グリーンカーテンに挑戦します。
開墾の記事はこちら↓
前回、固まる土を剥がして土をむき出しにした庭を、いよいよ畑にするために、耕していきます。ちなみにこちら、関東平野のど真ん中。関東ローム層直上の庭ですので、畑にするのは結構大変。かも。 [sitecard subtitle=関連記事 u[…]
種まき〜育苗は別の記事にまとめているので、こちらを参照ください。
今年も夏に向けて、ゴーヤの種まきをします。 去年は直接ポットに蒔いたのですが、今回は事前に発芽させてからポットに移植する方法を取ってみようと思います。どちらがいい悪いということはないので、やりやすい方でいいと思います。(今回ご紹介する[…]
グリーンカーテンのゴーヤがいつの間にか真っ黄色に変色していて、「あ〜!やっちゃった取り遅れた!」なんて経験ないでしょうか。しかも、黄色くなっただけならまだしも、割れて真っ赤な何かが滴り落ちていて、そこに黒くてちっちゃい何かが群がっている(大[…]
無肥料栽培でゴーヤは収穫できるのか。
定植1ヶ月後
さて、こちら植えつけてから1ヶ月くらい経ったゴーヤさんです。3株植えました。

本葉3、4枚くらいの状態までポットで育ててから植えつけました。もちろん元肥はなしです。追肥もしてません。やっぱり肥料を与えた場合と比べて、スタートダッシュは明らかに遅いです。最初の1ヶ月ちょいは、焦れったいったらありゃしない。気温が上がりきるまでは一向に伸びようとしません。
このくらいの時期は、とにかくひたすら蕾を摘み取ります。普通は雌花だけ摘めば十分なんですが、今回は無肥料ゆえに無駄な体力使って欲しくないので、蕾という蕾を徹底的に摘み取ります。一網打尽です。
それから1ヶ月後
ひたすら蕾を積み続けていたあの頃から早1ヶ月。その後の成長の早いの何の。苗を買ってきて肥料を与えて育てたものの成長速度にはは到底及びませんが、それでも7月の終わり頃からの勢いのつき方がものすごい。

あっという間に実をつけました。この時点で、大小さまざま12個の実が膨らみ始めています。
豊作、豊作
無肥料だと、やっぱり収量が少なかったり、小さいのしかできなかったりするのかな、と思ってましたが、まぁ成るは成るは。大豊作です。4日前にはまだちびっこだった実もあっという間に収穫サイズ。
あっちにもこっちにも、ぶらんぶらん。なんか楽しそう。
これから膨らむ人たち。
ネットは縁側に斜めがけが便利。
縁側とかがあると、ネットを少し斜めに立てかけるようにしておくと、ネットの内側に実が全部垂れてくるので部屋の中から収穫しやすいし、膨らんだ実がわかりやすいので、収穫のし忘れがなくなります。
その後もひたすら取れる。
その後も、様子を見に行くたびに、2本ずつくらい取れます。無肥料感ゼロ。今までで一番豊作かもしれない。

しかも、まだまだ採れそう。もう直ぐ9月に入るので、いつまで成長を続けられるか、ですね。
時々こんな、おてんばなのができたりします。
9月。収穫ラストスパート
9月に入っても、成るは成るは。肥料使ってなくてもこんなになるなら、肥料入れたらどんだけなるんだと思ってしまいます。徐々に葉っぱが枯れ始めてきて、雌花のつき方も少なくなってきたので、そろそろラストスパートみたいです。
ちょっと収穫サボってたらムッチャでかくなってて、一気に7本収穫。
完熟しすぎて破裂してるのもありました。
ちなみに、完熟して黄色くなったゴーヤは、破裂する直前くらいを狙って収穫すると実も、中の真っ赤に熟れたゼリーも食べられて、翌年用の種も収穫できます。
が、取り遅れてしまうと、辺り一面べしょべしょになるので気を付けましょう↓
グリーンカーテンのゴーヤがいつの間にか真っ黄色に変色していて、「あ〜!やっちゃった取り遅れた!」なんて経験ないでしょうか。しかも、黄色くなっただけならまだしも、割れて真っ赤な何かが滴り落ちていて、そこに黒くてちっちゃい何かが群がっている(大[…]
最後の収穫。結局何本取れたの?
9月下旬、まだもう少し取れそうだったんですが、狭い庭畑なもので、次の野菜を育てるスペースを確保するために、残りの実を収穫して終了としました。
全体的に小ぶりになってきたので、どちらにしても近いうちに終了でしょう。
そして、きになる結果は
34本!
…まあまあですかね。笑
最後の方で熟して破裂してしまったのも幾つかあったので、採り遅れなければもう少し採れたかもしれません。
2株で100本以上収穫したなんて話もよく聞くので、やっぱり無肥料は無肥料なりなんでしょうか。環境にもよると思います。やっぱり、初期の育成が遅かったことが全体の収量にも影響しているのでしょう。早めに育苗してしっかりした苗を植え付けられれば、もう少し多く収穫できるかもしれません。
グリーンカーテンのゴーヤがいつの間にか真っ黄色に変色していて、「あ〜!やっちゃった取り遅れた!」なんて経験ないでしょうか。しかも、黄色くなっただけならまだしも、割れて真っ赤な何かが滴り落ちていて、そこに黒くてちっちゃい何かが群がっている(大[…]
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まとめ
まあでも、ゴーヤ30本っていうのは結構な量ですよ。完全に家庭で消費するゴーヤ量をオーバーしています。100本も収穫するような人はどうしてるんでしょう。ご近所に配るのかな。肥料食いと言われるゴーヤですが、今回試してみて、普通に家族で食べるだけの量は十分以上に収穫できることがわかりました。肥料を与えないことでコストも抑えられますし、ゴーヤは病気や害虫も少ないので薬も使わないで育てられます。
あまりたくさん採れすぎても困ってしまうので、結果的に程よい量がとれたかなと思っています。ただし、プランターでの無肥料栽培は上手くいかないと思うので、気をつけて下さい。地植えで根を広く深くしっかり張れる環境であることが無肥料栽培の条件かと思います。