今年も夏に向けて、ゴーヤの種まきをします。
去年は直接ポットに蒔いたのですが、今回は事前に発芽させてからポットに移植する方法を取ってみようと思います。どちらがいい悪いということはないので、やりやすい方でいいと思います。(今回ご紹介する方法の方が、発芽までのドライアウトなどの心配は少ないかなと思います。)
ちなみに今回の品種は、「沖縄中長苦瓜」。
あばしと大願寿の中間くらいのサイズ感の実がなるようです。沖縄の在来種で、固定種ですので、自家採取できます。
ゴーヤの種まき。
容器の用意
まず、種を蒔くための容器を用意します。こちらは、タッパーでも、百均のプラケースでも、なんでもいいです。フタ付きのものを選びましょう。
その中にティッシュを少し厚めに敷きます。
そこに熱湯をティッシュがひたひたになるくらいまで注いで、フタをし、冷めるまで待ちます。こうすることで、容器の中の殺菌ができます。
種の下準備
容器が冷めるのを待つ間に、種の下準備をします。
ゴーヤは、種の殻がとても分厚くて硬いので、そのまま撒いてしまうと発芽率がとても低くなってしまいます。なので、種のちょんととんがった部分を切り落とします。(下の写真の赤丸部分です)
深く切りすぎると中身まで傷つけてしまい、発芽しなくなるので、本当に少しだけ、ギリギリ穴が開くくらいにとどめておきます。
できたら水に浸して一晩待ちます。
しばらく置いておくと、種が水を吸って下に沈みます。

もし沈んでいなかったら、種の周りについた気泡のせいで浮かんでいる可能性があるので、一度かき混ぜたりしてみてください。それでも沈まない場合は種にが発芽能力がない可能性があります。
種を容器の中に。
種と容器の準備が整ったら、容器の中に種を並べていきます。密になりすぎなければ大丈夫。
ゴーヤは嫌光性種子と言って、明るいところでは発芽しない性質を持っているので、透明の容器を使っている場合は遮光のためにアルミホイルなどを巻いておきます。保温にもなるので一石二鳥。
気温が十分に足りていれば、数日で根が出てきます。20度を超えてくれば、常温でもなんとか発芽するでしょう。
2月、3月など、まだ寒い時期に蒔くのであれば、加温できるようにしておく方がいいと思います。
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根っこが出ました。
数日で、白い根っこが出てきますので、このくらいになったら土に植えてあげます。

こんな感じで、土に穴を開けて根っこが真下に伸びるようにそっと種をおきます。重要なのは、種の向きではなくて根の向きで植え付けること。根っこが垂直になるようにしましょう。ゴーヤは直播した場合でも、うなだれたような格好で、首で土を押し上げるようにして発芽しますので、そのイメージで植えます。
直播の場合は、この時点ではまだ地上にほどんど出てきていないはずですので、この場合も一旦全体を埋めてしまいます。
肥料を入れるかどうかは好みですが、私は入れていません。鉢底にひとつまみくらい入れてあげてもいいでしょう。
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発芽
プラケースに入れてからここまで、だいたい1週間ほどです。直播だと2週間前後かかることもありますが、この方法の方がやや早く発芽するような気がします。
まとめ
そんなに急ぐものでもないですが、撒き遅れてしまった時や少しでも早く育苗したい時など、発芽までにあまり時間をかけたくない場合に試してみてください。
では!