まだ早いぞ。
置く場所、無いじゃないか。
思ってる以上にデカくなるぞ。
わかってるのか。
という、心の片隅からかすかに聞こえてくる忠告の囁きを一切無視して買ってしまいましたグランデ。
だって、だってですよ。どう考えたってお得だったんですもの。
2株3300円のグランデって、なにそれ。
何がお得って、3300円だったんですよ。グランデ。
まあね、小さめの品種ものじゃないグランデだったらそんなもんでしょうという気もしますが、これ、よく見るとね、子株ついてるんですよ。


同じくらいのサイズのグランデが背中合わせになっています。
子株と言いましたが、もはやどっちが親でどっちが子かわからない。よく考えるとなんだか不思議な状態。そもそも、子株を吹きにくいと言われている大型種が、このサイズで子株をつけることなんてあるんでしょうか。というよりも、2株寄せ植えにした様にしか見えないんですけど。
まぁ、元気ならなんでもいいんですけどとにかく、です。
これはつまり、2株で3300円ということです。
2株で3300円ですよ?どういうわけなんでしょうか。
2株で3300円ということは1株1650円ということです‼︎
これをお得と言わずして何をお得というんでしょう。
市販のグランデには、「グランデかスパーバムか問題」が付きまといますが、もはやどっちでもいいです。そのうち胞子葉が出て来ればわかることですし。
2株になった真相
外から見ると同じ大きさのが2株一緒に植わっている様に見えますが、実は、その二つの間に真実が隠れていました。
可愛い双葉が見えますが、見るべきはそこではありません。これ、背中合わせに生えている二つのグランデのはざま部分なんですが、枯れた成長点が取り残されていました。
ということは、今元気に生えている2株は、両方とも子株ということかもしれません。そして真ん中で茶色くなっているこいつが親株。なのでは。。。?それであれば、2株が同じくらいのサイズで成長しているのも説明がつきますし、若いのに子株を吹いている理由も想像がつきます。
つまり、
もともとは1株(真ん中の枯れたやつ)で植わっていたが、なんらかの理由で成長点が潰れてしまったものの、ギリギリ生きているという状態で、地下から子株を出して生き残ろうとした。その結果では無いでしょうか。
もしそうだとすれば、子株を吹きにくいタイプのビカクシダも、成長点が潰れると子株を吹いて生き残ろうとするのかもしれませんね。勇気のある人はやってみると新しい増殖方法を確立できるかもしれません。(冗談です。かわいそうなのでやめましょう。)
窮屈そうなので株分け。
とにかくこのまま育てるというのは現実的じゃないので、1つずつに分けて板付してしまいます。
鉢から外すと根っこはパンパン。びっしり生えていますが、成長中の若い根っこも見えていたりして、なんだか元気そう。
どこが境目なのかよくわからなかったので、当てずっぽうで引きちぎります。ちょっとずつ引き剝がしながら 様子を探っていくと、うまく離れる部分が見つかります。
綺麗に2株。
これの右側のが、真ん中に埋もれていた元々の親株と思しき部分。
もしかしたら生き返るかも、とも、一瞬思いましたが、カビも生えているし、剥がしてみたら根っこが全くついてこなかったので今回は諦めてさよならすることにしました。ちょっとカビも生えてそうだしね。
というわけで、ひとつは板付け、もうひとつはハンズで買ってきたコルクにつけましたとさ。(急に飛んでごめんなさい。不慣れなもので写真撮る余裕がありませんでした。)
ちょっと不恰好だけど、成長したらそれなりにかっこよくなってくれるんじゃないかしらという願いを込めて、しばらくこのまま様子をみようと思います。
まとめ
いや〜、まさかグランデが一度に二匹もくるとは思いませんでした。両方とも無事に育っちゃったら大変ですね。どうしましょう。明日から新しい家を探し始めないといけないかもしれません。
植物を買う時って、脇芽が出てないかとか、子株ついてないかとか、そういうところ見ちゃう癖があるんですよね。貧乏くさいんです。だって、子株ついてても同じ値段じゃないですかだいたい。
でも、今回のはちょっとお得でした。隣に置いてあった1株のグランデも3300円でしたから。
あー、いい買い物した。
おわり。