マダガスカリエンセの胞子培養。胞子体の発生までの観察。

胞子を手に入れたので、マダガスカリエンセの胞子培養に挑戦してみます。


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1日目。胞子を撒く

2020年8月19日です。胞子培養スタート。

こちらが手に入れたマダガスカリエンセの胞子。

時期的に正しいのかどうかわからないですが、ひとまず撒いてみます。熱帯雨林原産なので、あったかい時期でもいいんじゃないかという予測。

胞子を撒くときは、いつもピートモスでやっているのですが、今回は実験も兼ねて、バーミキュライトも使ってみることにしました。

熱湯をかけて消毒したものです。熱湯をかけた後は、自然に冷めるまでラップをかけておきました。余熱や上記で殺菌効果が高まるかなと思ったり。

バーミキュライト2鉢と、ピートモス1鉢。ピートモスは有機質なので、長期間になるビカクシダの培養には、もしかしたら無機質の方が有利なのではないかと思って、バーミキュライトを選びました。水きれだけ気をつけたほうがよさそうですかね。

それぞれに胞子をふりかけた状態です。薬さじの細い方を使いました。このままだと胞子が固まりすぎているので、消毒したピンセットで均一に均します。

もう、胞子がどこにあるのかよくわからなくなりましたが、上から霧吹きをかけて蓋付きの透明ケースに入れて管理してみます。使用しているケースはこちらの記事でも紹介したダイソーのジューズボックスを使います。↓

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発芽するまで1〜2ヶ月、胞子体が出るまで8ヶ月くらいかかるでしょうか。長期戦になりますが、変化ありましたら更新していきます。

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74日目。発芽!前葉体でました。

2020年11月1日、発芽しました!先週くらいからじわじわ出始めていたので、だいたい2ヶ月くらいでしょうか。

相変わらず苔のようですが、前葉体です。ピートモスの方も同じタイミングで発芽していますが、バーミキュライトの方が若干数が多いように感じます。蒔いた胞子の量も適当なので比較になりませんが。

しかし、長期に及ぶビカクシダの胞子培養には、今のところ無機質の用土の方がクリーンでいいような気がしています。

これから気温が下がるので、それだけちょっと気がかりです。

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89日目

胞子を蒔いてから89日経ちました。11月16日です。

バーミキュライト
PH調整済みピートモス

やっぱりバーミキュライトの方が成績良さそう。

 

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182日目 胞子体出ました!

あったかくなってきて、やっと動きました。予想どうりというか、冬の間は室内でもほとんど変化なしでした。が、弱りもせず。前葉体のまま冬を越したようです。

これから気温の上昇と同時に胞子体ワッサワサになってくれることでしょう。

 

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