そんなことが頻繁にあることなのか、どうなのか、こんな情報を探している人がいるのかわかりませんが、今回は買ってきたクジャクサボテンの土がカビだらけだった場合の対処法についてという、とてもニッチな(?)情報をお届けします。
買ってきたはいいものの…
かねてより気になっていた園芸ショップ(目的は批判ではなく対処なので、買ったお店や育苗会社の名前は伏せます)にて、クジャクサボテンの仲間、エピフィルム・グァテマレンシスを購入してきました。くるくるねじれる葉っぱが愛らしいグァテマラ原産のサボテンです。
やったやった、可愛いやつ捕まえた、と、意気揚々と家に帰り、いざ植え替えようとしたところ。。。
なんと鉢の中がショッキング。カビだらけなんてもんじゃないですカビに植わっているようなものですよこんなの。
これ、どの段階に問題があったのかわかりませんが、おそらく
- 流通の効率化か原価を抑えるためか、乾燥を好むサボテンをまさかのピートモス単用で植え付けている
- その割に、ピニールポットに植わっている植物を更にスリット鉢の中に入れて販売するという謎の無駄遣いをしている
- そして販売店が用土を確認せずに普通に水やりをしていた
などが原因として考えられます。
とにかく、鉢の中はじめっじめのむっしむし。こんな状態でよく元気でいたと思います。
状況は一刻を争うので、早速対処を始めます。
対処
とにかく、一旦土を全て取り除かなくてはいけません。最悪挿し木で更新するという手段もありますが、まずはできるだけ元の根っこを助ける方向でいきます。
乾いていれば手でほぐせるんですが(普通は乾いているはずなんですが)なんせ土がビッショビショだったので、ホースのノズルをシャワーにして、水圧で一気に流してしまうことにします。
題して
ケルヒャー作戦!!
(本当にケルヒャー使っちゃダメですよ。植物が吹っ飛びます。)
なんとか土は取り除けました。ちょっと安心。ほぐしてみると幾つかの株に別れそうだったので、株分けもしました。
株分けしたところ。隙間に土が残っていたので、水道でもう一度洗います。
結果、大きいの三つと小さいの幾つかに別れました。これを、ビニール袋を広げた上にティシュを敷いて(あれば新聞紙でも)扇風機で風を当てながら半日乾かしました。
土に植えた後は、根付くまで数週間水やりはしない予定なので、カビの再発はあまり心配ないかなと思ったのですが、やっぱり最初のカビだらけの光景が忘れられず、念のため全体にベンレートを散布しておきました。
ベンレートがしっかり乾いたら、植え付けます。
有機質入れるのはまだ怖かったので、赤玉土と軽石で植え付けました。とにかく、水はけと通気性は必須です。
クジャクサボテンはペラペラなように見えて1ヶ月くらい水やらなくてもなんともない人なので、このまま根付くまで水をやらずに、半日陰で様子をみます。