ウサギゴケの株分け。ウトリクラリア・サンダーソニーを増やす。

植物屋さんの夏休み自由研究向け食虫植物コーナーで、ウサギゴケことウトリクラリア・サンダーソニーを見つけたので、勢いで連れて帰ってしまいました。

こちら連れて帰ったウサギさん。すでに鉢いっぱいに広がりきっているので、捕獲したばかりですがさっそく株分けをしようと思います。

ちなみに今は8月。真夏です。植え替えにはあまり適した時期ではありませんが、仕方ないです。ポットのフチ這い上がろうとしてるし。これだけパンパンになっていたら植え替えないわけにいきません。


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ウサギゴケの植え替え

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植え込み材の準備

まずは植え込み材に使う水苔を用意します。

水苔の下準備は、こちらのページを参考にしてください。

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土を洗い流す

ホームセンターに売っているようなウサギゴケは、大抵土に植わっています。おそらくピートモスの単用かと。しかし今回は水苔に植え替えたいので、一度この土を洗い流します。

ポットから外す時は、逆さまにしてカポッっと抜いてもいいですが、先の曲がったピンセットなどがあれば、横からすくうように突き刺すと、綺麗に持ち上げられます。根が回りきっている状態なら、崩れることもありません。

個人的に、ピンセットはKFIのがおすすめ。医療用なので精度は完璧です。

これを、水を張ったボウルなどにつけて、ふりふりすると、土が取れてきます。


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ちぎる⇨うえる。

ある程度土が取れたら、お好きなサイズにちぎります。初めてだとちょっと緊張しますが、大丈夫、見た目の繊細さによらず生命力の強い植物なので、根っこが切れてもすぐに生えてきます。思い切ってちぎりましょう。(葉っぱ一枚からでも増えると言われています。)

適当なサイズに分けられたら、もう一度、根に着いた土を洗い流します。完全に取れなくても大丈夫。できる限り綺麗にします。

このくらいが限界でしょうか。丈夫な植物とはいえ、極力根を傷つけないに越したことはありませんので、強くつまんだり、ガシャガシャ洗ったりはしないほうがいいと思います。優しくしてあげましょう。

根っこが綺麗になったら植え込みます。

なるべく根が下に垂れ下がるような感じで上から掴んで、中心をくぼませた水苔の上にそっとのせます。根が水苔の表面に固まっていると、万が一水を切らした時など一発でダメになってしまいます。根はなるべく水苔の中に埋めてあげてください。

こんな感じになりました。↓


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株分け後の管理

腰水で管理して、根付くのを待ちます。水は、数日毎に替えるか、数日でなくなる程度の量にしてなくなったら継ぎ足すようにするといいです。

腰水は直射日光が当たるとあっという間にお湯になってしまうので、窓からは少しておいたほうがいいと思います。とはいえ、どちらかというと光を好むタイプでもあるので困ってしまいますが。1ポット買ってくれば少なくとも3鉢、あるいはもっと細かく分けても大丈夫なので、いくつか作って、窓際、カーテン越し、北向きの窓辺など、それぞれ環境の違う場所に置いてみると、しばらくしたらお気に入りの場所を彼らが教えてくれると思います。

カビが生えたら

常に湿った状態で管理していると、どうしてもカビが生えてしまうことがあります。特に株分け後など、植物より植え込み材の面積が広い場合発生しやすいですが、そういう時はヒバオイルが効果的です。

使い方は、500mlの水に3滴くらいの分量で希釈し、スプレーで吹きかけるだけです。森のいい匂いがします。
これだけで、初期で発見できれば綺麗に撃退できます。心配な方は予防として株分けと同時に散布しておいてもいいかもしれません。

\ 園芸用品も、大体そろうよ /

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