イチジクを挿し木で育てる。1年目の成長記録

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イチジクの挿し木、はじめます。

いちじくの穂木を手に入れたので、挿し木をしてみました。
イチジクの挿し木は成功率がとても高く、初めての挿し木にはとても向いていると思います。

今回用意したのは4品種各2本!

 

桝井ドーフィン:秋夏兼用
日本を代表するイヂジク。いわゆるイチジクです。昔ながらの品種。

ビオレソリエス:秋果専用
別名『幻のイチジク』『黒いダイヤ』国内栽培が非常に難しく、生産が困難なため高級イチジクとされています。超美味しいという噂。

ドウロウ:
秋夏兼用
小型のイチジク。皮のまま食べられるらしい。

カドタ:秋夏兼用
熟しても赤くならない、白イチジク。

 

どれかはうまくいくでしょうと。数で攻める作戦です。


全部成功したらどうしよう♡イチジク食べ放題になっちゃう♡ふふっ、どうしよう困っちゃう♡

 


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2020年、1年目の成長

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芽が出ました!

ほらね、数撃ちゃ当たるんです。
…と、いっても、イチジクの挿し木は簡単なことで有名なので、あまり自慢しすぎると成功して当たり前と笑われたりしますので、成功したら一人でニヤニヤすることをお勧めします。

でも、いくら簡単って言われたって、成功したら嬉しいもんは嬉しいですよ。やっぱり。

 

2020.03.21
2020.03.21

 

土は赤玉土単用、無肥料です。
土に埋める部分の皮をカッターで削いで、そのまま土に刺しています。
目が動き出すまでは、土を乾かせないので腰水で管理します。

途中、土にカビが生え始めたので、ピンセットで取り除いてヒバオイルで予防したらいなくなりました。


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葉っぱが出てきました

いたって順調。葉っぱが開いてきました。元気そう。

 

4月に入ると、あったかくなってきたからか成長が早くなってきた気がします。いい感じに伸びてきました。これはもう立派なイチジクでしょう!(…まだか。)

ビオレ
カドタ
桝井
ドウロウ

 

 

しかし、違いがわからない。全部同じ。ネームタグなくしたら実がなるまでお楽しみになっちゃいます。
カドタの成長が遅かったり、桝井ドーフィンの葉っぱが大きかったりは、品種の差なのかしら。


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植え替え

4月18日、根っこがパンパンになっていたのと、根詰まりか水きれか、それとも根腐れか、葉っぱがポロポロ落ちるようになってきたので、一回り大きい鉢に植え替えします。

イチジクは根っこが浅く張るので、ちょっと土を払うとすぐに根っこが見えてきます。水きれに弱いと言われる所以ですね。

2020.04.18

抜いたらこんな感じになってました。根っこは元気そうなので、根腐れではなさそうですね。

2020.04.18

 

植え替えには、赤玉土と腐葉土のシンプルな土を使いました。

鉢底石を入れたら、赤玉土7腐葉土3の土を入れて、マグァンプKの中粒を元肥として入れておきます。

その上にもう一度薄く土を入れてから、イチジクの木をおいて、周りに土を入れていきます。

2020.04.18

こんな感じになりました。
葉っぱの落ちてしまったのも、機嫌なおしてくれるといいですが。
植え替えが終わったら、ねと土を密着させるイメージで、たくさん水をやっておきます。鉢底から流れ出るくらいたくさん。

 

最後に仕上げです。
じきにイチジクの天敵カミキリムシなんかも出てくる気がするので、先手を打って保護剤を塗っておきました。

「テッポウムシから守りたい」まさにその通りなネーミング。※テッポウムシ=カミキリムシです。

殺虫剤ではなく、樹脂フィルムでコーティングをする保護剤です。幹に穴を開けるカミキリムシを、樹脂コーティングで防ぐ作戦です。ただの樹脂なので、薬害も出ないでしょうし、単純に幹に穴を開けられない様に固めているだけなので、カミキリムシも殺さなくて済みます。

みんなに優しい保護剤です。(効くかな。)刷毛でぬりぬりするだけなので、とても楽ちんです。匂いもありませんし。

ただ、一回塗ったら大丈夫というわけではなく、毎年塗り直す必要はあるみたい。


窮地

5月5日。

ちょっと状態が芳しくありません。植え替えた後から屋外管理にしているのですが、環境の変化が急すぎたかもしれない。葉焼けか、急に暑くなったので水きれ気味だったか…。両方かも。もう少し遮光しつつ、水切らさないように朝晩水やり忘れないようにしなければ。

成長点は生きているので、まだなんとかいけるでしょう。

がんばってくれ〜〜


ハダニの被害が深刻化

5月27日

お恥ずかしい限りですが、その後全く変化がありません。この絶不調の原因、気づかなかったことが非常に悔しいというか情けないというかなんですが、ハダニだったようです。葉の裏にびっしりとついていました。

水を切らしてはいけないと、少し日陰になるような場所に置いていたんですが、同時に風通しも悪くなってしまっていたのかもしれません。周りの雑草からうつったのかも。

しかし、こうなってしまった以上、今からできることをやるしかありません。

結果がどうなろうとも、成功も失敗も全て書き記すというこのブログのスタンスを貫くため、恥を忍んで書き続けます。いくらイチジクの挿し木は簡単だといったって、中には失敗する人もいるんだぞ!とわかれば、もしかしたら誰かの心の支えには少しくらいなるかもしれないじゃないですか。うん。そうだ。

一応、桝井ドーフィンだけは、なんとか新しい葉っぱを出し始めています。

その他の状況は、5月5日からあまり大きな変化はありません。ポジティブな捉え方をすれば、「現状維持」という感じ。

かなりギリギリの状況


新しい芽が!!

5月29日、なんと!カドタに再生の兆し!がんばってくれ~!


その後6月6日、ドウロウにも、新しい葉っぱが出てきました!
毎日毎日、葉っぱの裏をなでなでしてハダニを潰し続けた甲斐がありました。

私の指先はもう、真っ赤っかです。

ドウロウ
カドタも、新しいきれいな葉がでました。

なんとか、全滅は免れたかな。


勢いついてきた

7月5日。

調子出てきました。葉っぱも増えてきて、いい感じです。でも、結局ビオレソリエスだけはうまくいかずに脱落。

2020.07.05
2020.07.05

ここまでくれば一安心ですね。


成長速度がすごい

7月18日です。なんだか、成長のスピードがものすごいです。上の写真からわずか13日程度で、幹が驚くほど伸びました。やっぱり気温が上がると成長速度も上がるんですね。

こちらはカドタです。
今年中にもう一回くらい植え替えが必要なのかどうか、様子見です。今の所問題なさそうなのでしばらくはこのまま育てたいと思います。


植え替え2回目

しばらくほったらかしていたら、鉢の底から根っこがたくさん。

2020.08.07

葉っぱにも黄色い斑点が。全体的に色も薄めです。完全に根詰まりですので、一回り大きな鉢に植え替えます。

2020.08.07

そうそう、今回の苗作りには、スリット鉢の中でも飛び抜けて評判のいい、「とんでもないポット」という鉢を使っています。名前のインパクトがすごいですね。

実際使ってみるとよくわかりますが、普通の鉢二植えたときに起こる、根が鉢の側面に沿ってぐるぐると渦を巻きながら伸びるサークリングが全く起きず、自然に真下に向かって伸びます。ちょっと感動しますよ。

価格も比較的安いですし、見た目の業務用感が気にならなければ、今回のように、複数株の苗作りなどには重宝します。

根っこもしっかりおさまって、いい感じです。

黄葉しました

11月20日

葉っぱが黄色くなってきました。先週くらいからイチョウも黄葉してきたので、同じくらいのタイミングみたいですね。イチョウは今がピークですが、イチジクはまだ緑色も残っています。

あとは落葉して、春を待つばかり。です。

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